こんにちは。プロボーラー班、堅田です。
本日は、夏合宿直前の我が班の様子をお伝えしたいと思います。
私たちの班では、「定量研究をしたい」という目標があるため、
小売業に関するデータをまとめようと努めています。
これまでも、数々の書籍、論文、統計データ、webサイト、有価証券報告書などにぶつかり、
奮闘してきました。
しかしもう、合宿まであと四日。まだ何も見えてきておらず、焦りばかりが募りました。
前回の川辺先生のインタビューからどのような仕組みによってセブンーイレブンは
速度の経済を成り立たせているのか、
その要素を洗い出し、さらにその要素を図にまとめる作業をしました。
その要素を数字で見ることで、模倣が追えるのではないか。
そう考えた私たちは、企業のデータを洗い出すことにしました。
速度の経済は、小売業界の「在庫回転率」で見れるのではないかと考え、
まずは、「各社の在庫回転率がどのように変動しているのかを整理しよう」
と考えました。
というわけで、資料(有価証券報告書三十年分)を求めて、やってきました。
国立国会図書館@永田町
国会図書館は、日本で一番多くの書籍、雑誌資料が所蔵されており、
国会図書館は、日本で一番多くの書籍、雑誌資料が所蔵されており、
私たちのゼミでも、よく活用する場です。私たちが真っ先に向かったのは雑誌コーナー。
国会図書館の雑誌コーナーにはありとあらゆる雑誌を閲覧することが可能です。
ジャンプを創刊号から楽しんでいる方もいれば、ベースボールマガジンを山のように
借りて一日中読んでいる方もいました。
そんな中、私たちは有価証券報告書を三十年分借りて、ひたすらデータを打ち込みました。
膨大な資料を一度に借り、データをもくもくと打ち込む、打ち込む…眠い、肩凝った…
辛さを押し込めて頑張りました。
ある程度打ち込みが終わり、データを眺めていると、
私はとんでもないことに気付いてしまいました。
予想に反するデータが出てしまったのです。
小売業界各社の在庫回転率は、年々上昇傾向にあるはずだと考えていたのが、ほとんど変化が見えないという事実が明らかに…!
私は涙目になりながら共にデータと格闘する原君に相談しました。
すると、
「おれの方もそうだわー。でもまぁ今分かって良かったじゃん?」
大きな壁にぶち当たるともそれに屈せず、真正面から受け止める仲間に僕は頼もしさを
感じました。
きっと研究とは、このようなものなのだと、私は実感しました。
壁に何度もぶつかり、ぶつかり続けたものだけが、いい論文が書ける。
これから先、幾度となく私たちは大きな壁に出会うでしょう。
大きな壁に出会った時は、私たちはみんなで支え合いながら、
壁を乗り越え続けていきたいと思います。
にしても、回転率の下降は無視できない事実。
なぜ、回転率は下がっているのか知りたいですね…
販売効率が上がる一方で、店舗の数も爆発的に増えていっているから、
目に見えて在庫回転率が上昇するという訳ではないのかな、と個人的に考えました。
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