2011年12月5日月曜日

井上ゼミとインタビューと、そのコツと。

こんにちは。井上ゼミナール8期、原隆介です。本日は、今週2回目のインタビューへ行って参りました。この度は、国内の数々のコンビニ企業を渡り歩き、現在、外資系企業でその手腕を振るわれているB様にお話を伺って参りました。コンビニ業界の本部と現場、また複数のコンビニ企業を渡り歩かれた方というのは、大変珍しい経歴であり、現在、別業界にいらっしゃるので、コンビニ業界について、広くそして深く、何より客観的なお話を伺うことが出来ました。

B様からは、ファミリーマートがセブンーイレブンに対してどのような見方をしていたかなどをお聞きしてきました。
当時の商品企画の話を伺い、ファミリーマートがセブンーイレブンを忠実に模倣しようとしていたことが非常に感じられました。

詳しい内容は論文で!

本稿では、インタビューを行う際のポイントを一つ紹介したいと思います。

【現在、当該業界(企業)に身を置かれていない方にアタック】
「インタビュー」と聞くと、自分の興味のある業界(企業)、調査したい業界(企業)の方に、どうにかして繋がろう、話を聞こう、となりがちです。
しかし、私は『インタビュー先は必ずしも当該業界(企業)の方である必要はない』と考えます。未熟者ながら、2年間の研究生活を通して、その確信を得ました。
その理由としては3つあります。
理由1)当該業界(企業)とのコネクションをどうしても作れない場合に有効。
理由2)当該業界(企業)を客観的に判断したお話を伺える。
理由3)当該業界(企業)在籍中には話せない、あんなことやこんなことまで伺える。

もちろん、当該業界(企業)に在席されている方にお話を伺うことは非常に重要ですし、無論、当該業界(企業)の方にお話を伺うことがマストであることは間違いありません。しかし、万が一、どうしても当該企業との方と繋がれなくとも、同じ業界の方にお会いできれば当該企業について伺えます。実際、前回のインタビューではローソンの方にインタビューをしましたが、am/pmの有意義なお話を伺うことができました。

でも、そんなに簡単にコネクションが作れるわけではありませんよね。運もありますし、思うようにはいきません。しかしながら、諦めるにはまだ早い!当該業界そのものとはご縁がなくとも、当該業界と密接に取引をされている方とは繋がれるかもしれません。むしろ、現在、当該業界(企業)に在席されていないからこそ伺えるお話も数多くあります。中にいると様々な理由から言葉に出来ない事象についても、外部にいるB様のような方だからこそ、お話頂けるかもしれません。この手法は、ここ2年間、あらゆる研究で活きてきましたので、その効果については保証致します。是非、お試しあれ。

そして、最後に。これらのインタビューのように、「フィールドワークを武器にした研究がアイデンティティであり、強みである。」というのは井上ゼミナールの得意文句ですが、
大変お忙しい中、私達だけのためだけにお時間を割いて下さる数多くの社会人の方のご協力のもと、我々の研究は成り立っていることを忘れてはなりません。

そして、その御恩に報いる手段が唯一あるとすれば、それは、このような機会を与えてくださる方々に恥じぬ研究を残すことだと考えます。論文提出まで残り2カ月を切りましたが、井上ゼミナール8期一同、さらなる精進をして参りたいと思います。

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