コンビニ班、原隆介です。
前回、予告させていただいたように、
ナチュラルローソンに携わっておられた株式会社ローソンのC様にお話を伺って来ました!
インタビューに向かうにあたって、なぜローソンだけが出来たのか、
前回同様に仮説を立てて伺いました。
ローソンは2001年から親会社がダイエーから三菱商事へと変わっているのですが、ちょうどその時期にローソンはマルチフォーマット戦略を始めています。
そこで、“新たな戦略策定の際に、親会社からの影響があるのではないか”
そう睨んだ私たちはこの仮説を持って、C様に直接伺ってみました!
そうしたところ、
「確かに三菱商事からのバックアップはあるんだけど、
そこよりももっと大きな要因がある。」
というお話でした。
「またずれていたか…」と思いつつも、もう仮説が外れることなんて、慣れっこなコンビニ班。
めげずにさらに要因について伺ったところ、
「うち(ローソン)は、ダイエーのころから非常に面白い企業でした。もとよりダイエーそのものが多角的な企業であり、何でもやろうという風潮が強かったんです。ダイエー時代にパチンコ内にローソンをつくろうっていう話が上がって、それをかなり検討したこともありました。」
というお答えをいただきました。
三菱商事からのハードの側面の支援も大切だったようですが、ダイエーの頃からの「何でもやろう」という精神が非常に大切であったようです。
そのような精神が前々からあったから、マルチフォーマット戦略という、業界初の戦略に対してもアレルギーなく取り組めたようです。
私たちが興味をいだいたのは、その精神が元親会社であるダイエーの考え方から伝播した、ということでした。
親会社から考え方が伝播し、企業がどのような戦略を取るのかを選択する際に強く影響をすることがある。
ローソンの47都道府県への出店もダイエーからの影響があったようです。
ダイエーは「ナショナルチェーン」という考え方のもと、全国に店舗を出店することに力を入れていたようなのです。
その影響からローソンはコンビニ業界では初の47都道府県展開をしたとのことでした。
セブンーイレブンを始め、その他のコンビニはドミナント出店方式というある一定の地域に集中的な出店をしていたにもかかわらず、
1997年という早い時期に全国、すべての都道府県に出店できたのはダイエーの精神を受け継いだからだったんですね…
これは重要なことをお聞きすることができました!
親会社との関係…
これまでインタビューをさせていただいたローソンのA様からも、様々なコンビニを渡り歩かれたBの様からもちらっと親会社に関するお話は出てきました。
どうやらここに注目する価値はありそうです!
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